シンガポールへの道のり(後編)

Road to ...

8月中旬からシンガポールの入国制限は緩和されはじめ、渡航の可能性が出てきましたが、そこからがかなりバタバタでした。

来週ならシンガポールに来ていいよ

9月上旬の渡航を目指してワクチン接種などのスケジューリングをしていた矢先の8月上旬のとある金曜日。お昼の2時頃に、シンガポールの入国管理局から「家族と同時なら来週中の渡航を許可する。来れるなら3時間以内に返事をくれ」という内容のメールが。

いやいやさすがに無理でしょ。。

当時妻は育休中とはいえ会社勤めをしており、その退職手続き、マンションの賃貸契約の解除、引越業者の手配、子供の保育園の退園手続きなど、単身渡航を前提としていたためほとんど準備をしていない状況でした。

結局そのタイミングでは渡航はできず。

家族会議の結果

家族で同時に渡航できる道が拓けたということで、このチャンスを逃すわけにいきません。

私が単身で行ったあとに家族がいつ渡航できるかは依然として不透明だったのと、シンガポールは欧米に比べて近いとはいえ、当時3歳と0歳の子供二人を妻が飛行機に乗せて渡航し、3人で隔離生活をするのは負担があまりに大きいこともあり、妻と相談して本当に渡航許可がでるかはわからないけど、9月1週家族同時渡航をターゲットに諸々の手続きをすることにしました。。

ここでひとつ問題が。

2週間の隔離問題

当時シンガポールは渡航後政府が指定する宿泊施設で2週間の隔離が求められていたため、家族で渡航すると1 roomのホテルに大人2人、当時3歳と0歳の子供の計4人で2週間隔離生活を送る必要がありました。

これではとても集中して勉強などできそうもありません。

40万円くらい追加で払ってホテルのスイートに宿泊できるオプションもありましたが、離乳食期の0歳の次女にとって、自炊ができないホテルでの生活はできれば避けたく、家族同時に渡航するとは決めたものの、頭を悩ませていました。

突然の規制緩和!

そんな矢先にシンガポール政府から朗報が。

8月下旬からワクチン接種が完了(2回目を接種してから14日経過)している日本からの渡航者は政府指定の隔離施設ではなく、自分で手配した宿泊施設に宿泊できるというオプションが選択できるようになったのです。

つまり部屋の間取りを選べて、かつ自炊できる設備が整っているサービスアパートで隔離生活を送ることができるようになり、我々の悩みの種が軽減されることになったのです。

ワクチン早めに接種開始していてよかった。。。

いざシンガポールへ

渡航の準備を進め、シンガポールで隔離ができるサービスアパートを片っ端から調べて仮予約をしていたときに、ついに渡航許可メールが。

結果的には戦略通りのスケジュールで渡航ができ、あとから呼び寄せるはずだった家族も同時に渡航ができることとなったので、これ以上ない結果となりました。

一連の渡航準備だけでもかなりの時間と労力を要したのですが、それに加えて既に授業が始まっていたので、宿題やテスト勉強などと並行しながら、渡航準備をするのはかなり大変でした。

しかし、こうして2021年9月4日に無事にシンガポールに渡航することができました。